魂込み(まぶいぐみ)

2008年01月11日



マブイとは霊魂のことで、イチマブイとシニマブイとがある。イチマブイは生きている人の霊魂、シニマブイは死んで間もない人の霊魂である。
イチマブイには離脱性があり、心理的なショックで霊魂が身体から抜け落ちてしまうのである。沖縄方言では、とても驚いた時「魂脱(たましぬ)ぎたん」と言う。

ちなみに、魂脱がした人は、焦点の定まらない虚ろな目をし、微熱が続いてボ〜ッとしているのが特徴らしい。日頃からトゥルバヤ−(おとなしい人)の場合は、なかなか見分けがつかないので注意して観察しないといけない。

さて、抜け落ちたイチマブイは、いつまでも放ってはおけない。いち早く身体に戻すため、抜け落ちたと思える場所で「マブ、マブヤー戻てぃくよー(戻っておいでよ)」と念じながら、石ころをつかんで懐に入れるようなしぐさで、霊魂をつかんで自分の身体に戻す「マブイグミー(魂込め)」の儀礼を行わなければならないのである。

一方、死後もこの世に留まっているシニマブイは、そのまま幽霊になってしまう可能性もあるので健全にあの世へ送り出さなければならない。そのためには、四十九日の法事が終わってから死者と遺族の絶縁の儀式であるマブイワカシ(魂い別し)を行う必要がある。
わらべ書房発行「沖縄の珍事件簿」より抜粋。




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この記事へのコメント
しかし面白いBlogですね♪

アメリカ在住で今年からてぃーだBlogに参加しています。
長田社長の本をなんとか手に入れたいと思っていますよ。

これからもちょくちょくお邪魔します♪
Posted by ShigePShigeP at 2008年01月12日 10:34
shigepさん、thank youです。
しばらくは、沖縄で起った摩訶不思議な出来事を綴りたいと思っています。お楽しみ下さい。
Posted by 長田社長 at 2008年01月12日 11:05